本当に早いもので、年末調整の封筒が税務署から届く時期となりました。
今年もあと少しだと感じてしまいます。
さて、今年の年末調整について、昨年度から変更された点はあるのでしょうか?
年末調整を行う上で注意する変更点は下記の2つがあります。
@復興特別所得税の課税
東北大震災のの復興財源確保のため、平成25年度から平成49年までの期間において、
通常の所得税に加えて、復興特別所得税も課税されることになりました。
復興特別所得税は、基準所得税額の2.1%相当額となります。
年末調整の手続きとしては、昨年度と同様に一年間の所得税額を確定させた後、その
基準所得税に対する復興特別所得税を計算することになります。既に平成25年1月以後
支給分の給与などにおいて、源泉徴収された所得税額には復興特別所得税も含まれた
金額となっていますので、一年間の所得税額と復興特別所得税額の合計額と一年間に
源泉徴収された所得税等との差額を精算することになります。
A給与所得控除額の上限の設定
給与等の収入金額が1,500万円を超える場合、給与所得控除額は245万円の定額と
なりました。
昨年までは給与収入額に応じて給与所得控除額も増加していましたが、平成25年度
以後は給与所得控除額の上限が設定されたため、昨年と同じ給与収入だった方で、
1,500万円を超える給与受給者は昨年より給与所得控除額が少なくなるため、所得税の
負担が増加します。
年末調整の手続きとしては、給与等収入金額が1,500万円を超える方について、給与
所得控除額を定額として給与所得を算出することになります。
スタッフO
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