借りたり貸したりしたお金の処理は、「借入金」と「貸付金」の勘定科目を使って処理をします。
【借入金】
勘定科目「借入金」(負債)を使用する場合
銀行などの金融機関や取引先から現金を借り入れたお金は勘定科目の「借入金」(負債)を使用して処理します。
また、借り入れたお金は、返済期日に返済しなければならない義務を負います。
借り入れたお金を返済するときは、借りている期間に応じて利息を支払わなければなりません。
この場合の利息の支払いは、勘定科目の「支払利息」(費用)を使用して処理します。
【貸付金】
勘定科目「貸付金」(資産)を使用する場合
会社の従業員や取引先に対して金銭を貸し付けたお金は勘定科目の「貸付金」(資産)を使用して処理します。
また、貸し付けたお金は、返済期日に返済してもらえる権利が発生します。
貸し付けたお金を返済してもらうときは、貸している期間に応じて利息を受け取ることができます。
この場合の受け取った利息は、勘定科目の「受取利息」(収益)を使用して処理します。
《従業員に対する貸付金の利息≫
従業員に対して会社が、お金を貸した場合も、利息を取ります。
しかし、通常よりも低い利率でお金を貸し付けた場合は、実際の利率と通常の利率の差額は貸し付けを受けた従業員(お金を借りた従業員)の給与となるので注意が必要です。
スタッフ:I
会社設立の事なら名古屋の阿部正成会計士税理士事務所
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