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複数の給与収入がある方の源泉徴収について

同時に複数の給与収入がある方の給与から徴収する源泉所得税額の計算方法は、主たる給与
なのか従たる給与なのかで変わってきます

主たる給与とは、給与支払者に「給与所得者の扶養控除申告書」を提出している方に支給する給与を
いいます。
「給与所得者の扶養控除申告書」は1ヶ所にしか提出できないため、主たる給与は1ヶ所のみと
なります。
ただし、主たる給与の年中の金額が、社会保険料等や扶養控除額などの合計額に満たない場合は、
従たる給与の支払者に「従たる給与についての扶養控除等申告書」を提出することができます。


毎月の給与から差し引く源泉所得税額は、下記の方法により求めます。
 ・主たる給与・・・源泉徴収税額表の「甲欄」
 ・従たる給与・・・源泉徴収税額表の「乙欄」

ただし、従たる給与について、「従たる給与についての扶養控除等申告書」を提出している
場合には、「乙欄」で求めた源泉徴収税額から下記の金額を差し引きます。
 @ 月額表を使用する場合・・・申告書に記載された扶養親族など一人につき1,580円
 A 日額表を使用する場合・・・申告書に記載された扶養親族など一人につき50円


原則として従たる給与については年末調整できないため、給与受給者が所得税の確定申告により
所得税の精算を行う必要があります。

複数の給与収入の合計額が高額でない場合には、所得税額の還付が受けられる場合が多い
ですので、確定申告を行ったほうがよいでしょう。
また、確定申告には、給与支払者から交付される「給与所得者の源泉徴収票」が必要ですので、
申告までなくさないようご注意ください。


スタッフO