住民税とは・・・

住民税とはどんな税金なのでしょうか?

〈住民税〉
住民税には、個人住民税と法人住民税と2つあります。
個人の住民税は、道府県民税(東京都は都民税)と市町村民税(東京都23区は特別区民税)からなります。一般に、道府県民税と市町村民税を合わせたものを住民税といいます。
個人の住民税は、その年の1月1日現在の住所地で、前年の1月から12月までの1年間の所得に対して課税されます。

〈所得割と均等割〉
個人の住民税でおもなものに『所得割』と『均等割』があります。

『所得割』
所得割とは、所得に対して課税されるもので、従来は所得に応じて税率も3段階に分けられていました。平成18年の税制改正で一律10%に変更されました。所得税から住民税への税源移譲にともないうもので、平成19年度分以降の住民税から適用されています。
地方自治体は、地方税以外に国が国税とした集めた財源の中から国庫補助負担金などの財源を受けて行政サービスを行っていますが、この仕組みには様々な制約があり、必ずしも地域の実情に合ったものとは言えません。ですから、地方自治体が自主的に財源確保を行い自らの責任でより効率よく行政サービスが行えるように、平成18年度の税制改正によって国税の所得の一部を地方税の個人住民税に移すことになりました。このことを税源移譲といい、平成19年から所得税と個人住民税の税額が変わりました。

『均等割』
均等割とは、所得に関係なく均一に課税されるものです。

そのほかに
・「利子割」支払いを受ける預貯金の利子の課税される。(道府県税のみ)
・「配当割」支払いを受ける上場株式の配当などに課せられる(道府県税のみ)
・「株式等譲渡所得割」証券会社などに設けた特定口座(源泉徴収を選択したものに限る)内の上場株式等の譲渡益に課せられる(道府県民税のみ)

スタッフ:I